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不良や歩留の原因!半導体チップ搬送時のポイントは?|半導体工場の品質管理

こんにちは!陽が落ちてからのお散歩が心地よい季節になってきました、鈴木です!
GWに食べ過ぎた分を、ウォーキングで挽回できないかと思案中です・・・。

さて、今回の記事ですが、「不良や歩留の原因」を対策する!と題しまして、半導体チップや精密デバイスの搬送方法について、気を付けるべきポイントをご紹介していきたいと思います。

ICチップや精密機器の細かな部品は、ホコリや振動、不純物に対して大変デリケートです。そんな半導体部品を、同工場内または別工場の組み立てラインまで搬送する際には、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
次から一つずつご紹介していきたいと思います。

 

搬送時の振動・衝撃を減らす

ICチップなどの小さくて薄い精密部品は、少しの振動や衝撃で傷がついたり、かけてしまったりします。
そのため、搬送の際には大きな衝撃や振動が極力かからないように、慎重に運ぶことが大切です。

振動の少ない方法で運ぶために、振動防止素材を使ったり、衝撃吸収シートを用いる他、可能であれば作業エリアの配置を見つめなおし、最短の移動で済む動線作りを行いましょう。

 

静電気による不具合やホコリの吸着に注意

細かなごみやホコリが静電気によって帯電すると、製品や搬送用のトレーやケース表面に引き寄せられ、付着してしまう原因になります。
製品の汚染、ホコリの持ち込み問題の観点から見ても、搬送時の静電気対策は注意したいポイントになります。

 

他の部品や搬送ケースにぶつからないよう固定する

搬送中、トレーやケースの中で部品が動き、他の部品やトレーまたはケースにぶつかることでも、細かな部品は破損の恐れや、パーティクルの発生源となる恐れがあります。
対策としては、粘着特性のあるトレーで部品を固定し、動かないようにして運ぶ方法があります。

手元にケースがない場合は、薬包紙などの清潔な包装紙で一つずつ包むことで、パーティクルの発生や部品の移動が比較的少なく済むでしょう。

 

搬送後のピックアップがしやすい工夫を

量産する工場の場合、丁寧に運ぶのは当たり前ですが、運んだ先での取り出し(ピックアップ)のしやすさも、生産性を上げる大きなポイントです。
運ばれてきたチップが整列している、裏表がそろっている、すぐに取り出せる等、その後の工程に合わせた搬送が必要です。

ただし、粘着トレーなどで運送する場合、チップの形状によってはトレーにくっつきすぎてしまい、ピックアップの際にうまく剥がれず手間取ったり、部品の一部が欠けたりしてしまう場合もあるため、粘着の強さを調節する等くっつきすぎない工夫をしましょう。

 

粘着剤の転写等がないかチェック

粘着テープで資料を固定する場合に気を付けなければならないのは、前項目にも説明した「くっつきすぎ」の問題と合わせて、粘着剤に含まれる成分の転写がないかどうかもポイントとなってきます。
固定するテープは何でもよいわけではなく、テープ面の有機添加剤などがチップへ移ってしまうと、品質の悪化や、異物混入の原因にもなってしまう恐れがあります。

 

粘着剤を使用しないゲルベースとは?

ゲルベース」は粘着でチップを固定するタイプの、精密デバイス搬送・保管用ケースで、
表題にもあるとおり「粘着剤を使用しない」ので、搬送する部品への粘着剤の転写が起こらないというのが特徴です。

粘着剤の代わりにトレーに敷いてあるのはウレタンゲルという素材で、この素材自体がもつ自己粘着性を利用しており、この粘着性は洗っても低下しません。
汚れて来たら水洗いをして乾かせば、粘着力はまた復活するという、大変エコなケースとも言えます。
またこのウレタンゲル素材には衝撃吸収性能も高く備わっているため、振動や衝撃から部品を守る面でも頼もしいですね。

 

 

また、もう一つの特徴として、粘着力のバリエーションの多さが挙げられます。
シートの表面の形状を凹凸のあるものに変更することで、搬送するチップとの接地面積を減らし、大きなものでもくっつきすぎず、ピックアップがしやすいような工夫が施されています。このタイプはシロキサンフリーのため、部品へのシロキサンの転写の心配もなく、安心して使用できます。

 

 

ケースの大きさは、約5㎝角サイズと約10cm角サイズの2種類。
電子部品の搬送用トレーをお探しの場合は是非チェックしてみてくださいね。

半導体デバイス搬送専用ケース「ゲルベース」の詳しいページはコチラ!

 

 まとめ

いかがでしたか?
自社に合った搬送方法で、工場の生産性を向上させていくとともに、不良や歩留を少なくしていきましょう。

半導体デバイス搬送専用ケース「ゲルベース」の詳しいページはコチラ!

 

 

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

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