宗教ごとに気を付けるべき食材とは?|飲食店向け

こんにちは、エクシールの鷲見です。
今回は、宗教ごとに気を付けるべき食材についてご紹介したいと思います。

世界には様々な宗教が存在し、それぞれ異なるマナーや習慣等があります。その中には、食事の制限が必要な宗教もあるため、それに対応したメニューが用意できると海外からの観光客の方も安心して食事を楽しむことできます。

それぞれの宗教にはどのような食事制限があるのかを見ていきましょう。

 

イスラム教

イスラム教では豚肉と酒類の摂取を禁じられています。豚そのものだけでなく、加工されたものやラードによって調理されたものも食べられません。酒類は飲み物としてだけでなく、調味料に使用することもNGです。

イスラム教で2番目に大きい宗派である「シーア派」ではウロコのない魚である海老やタコ、イカなどは食べられない場合があるため、海鮮類は事前に確認を取るようにしましょう。

食べてもよい豚肉以外の牛肉や鶏肉などの肉類は、手順に沿って処理されている必要があります。この定められた方法で処理された肉類やその他イスラム教の方が食べていいものを「ハラールフード」といいます。

イスラム教の方は調理工程や使用器具についても様々なルールがあるため、ハラールの基準をクリアしていることを示す「ハラール認証」を取得することで、イスラム教の方は安心して食事をすることができます。

ハラール認証についての詳しい記事はこちら↓

ハラール認証とは?|制限があっても安心して食べられる!イスラム教徒のための認証制度

キリスト教

キリスト教としての食の制限は特にありません。

しかし、キリスト教の宗派の一つであるモルモン教コーヒーやお茶などのカフェインを含むもの、お酒を禁止されています。

また、イスラム教同様調味料としてやデザートの香り付けなどに使われた場合も摂取を禁じられているため、提供の際にはカフェイン、アルコールを使用しないように気を付けましょう。

 

ヒンドゥー教

ヒンドゥー教では魚介類全般、牛肉と豚肉、卵を食べません。

牛肉は神聖な動物として崇拝され、豚肉は不浄な動物だとされています。魚介類、卵に関しては動物性の食材であるため忌避される場合があります。

鶏肉、ヤギ肉、羊肉を食べることは許されていますが、ヒンドゥー教の方は肉全般を避けている人が多いです。

その他、生ものを食べる習慣がないため、火を通したものを提供するようにしましょう。

野菜についても制限があり五葷(ごくん)といわれるネギ科の食材(ニンニク、ニラ、ラッキョウ、玉ねぎ、アサツキ)や根菜は基本的に食べません。

 

ユダヤ教

ユダヤ教では禁止されている食材が明確に定められています。

「ひづめが二つに割れており、反芻するもの」は食べていいとされているため、牛や鹿、羊などは喫食が許されます。しかしそうでない豚や馬、その他のルールとして「ヒレやウロコを持たない魚介類」であるタコやイカ、貝類は食べられません。

また、乳製品と肉類を同時に食べることを禁じられています。

他にも、血抜きをしっかり行うきまりや、定められた方法で肉の処理を行うといったルールがあるため、ユダヤ教の基準をクリアしていることを示す「コーシャ認証」を取得することをお勧めします。
コーシャとはユダヤ教の中で食べてもよいとされる生き物のことです。

 

コーシャ認証についての詳しい記事はこちら↓

コーシャ認証とは?|制限があっても安心して食べられる!ユダヤ教徒のための認証制度

食材を表記するとスムーズ

メニューに使用食材や調理方法を具体的に表記しておけば、お客様自身で判断しメニューを選択することが可能です。表記方法だけでなく、使用する調味料や食材を選択できるようにすればより多くの方の食事の幅が広がります。

宗教によって食材の制限は様々で度合いも異なるため、注文を受ける際に口頭でも確認を取ることで未然にトラブルを防ぐことができます。

 

まとめ

今回は代表的な宗教の食事の制約についてご紹介させていただきました。

新型コロナウイルスの影響で東京オリンピックが延期となりましたが、開催年である来年は多くの観光客が日本に訪れることと思います。それに向けて、どのような宗教がありどのような食事の決まりがあるのかを知っておくことで、臨機応変に対応できますね。

 

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鷲見まいか

ポリウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事をする中で得た知識や経験を通して、食品業界で働く皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります!大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!

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