こんにちは!エクシールの今井です!(^^)!
先日大阪に行ってきました!
米原駅を経由して行ったのですが、徐々に電車内の会話が関西弁になっていくのが面白かったです(^^)
最近はフェアトレードという言葉を聞く機会が増えてきたのではないでしょうか。
日本では、まだまだ知られていないフェアトレードという言葉。
本日は詳しく説明していきます。
フェアトレードとは
皆さんは、食べ物を選ぶとき、何を基準に選んでいますか?
品質や安全性はもちろんのこと、「安さ」という人は少なくないのではないでしょうか。
日本では、発展途上国で生産されたものが安く販売されていることが多くあります。
その安さには、私たちの目には見えないところに秘密があります。
発展途上国でモノづくりをする人たちに支払われる対価を減らしたり、生産性の向上のために農薬を必要以上に使って自然の環境や消費者への悪影響を及ぼす危険性があります。
海外では60年近く、このように安さの裏に危険や公正な取引がなされないという問題に注目が集まっています。
フェアトレードとは、その名の通り、公正な取引の意味があり、発展途上国で作られたものを適切な価格で購入することで、生産者の労働環境や、作られるものの品質を改善していく仕組みのことです。
フェアトレードを取り入れるメリット
フェアトレードの対象となるものは食品が多く、コーヒーやチョコレート、果物やスパイス、油やワインなど様々です。
日本ではフェアトレードという言葉が一般的に認知されておらず、何も知らないまま、安価な食品を手に取る人が多いか思います。
フェアトレード認証を取得すると、マークを表示することができますが、そのマーク自体も見たことがないという人がほとんどなのが現状です。
2015年のフェアトレードに関する全国意識調査では、イギリスやドイツ、フランスなどが70~80%以上なのに対し、日本では29.3%と非常に低い数字が出ています。
これは、日本人がどのような仕組みで食べ物が流通しているのか知らないことや、そもそも認証を受けない企業が多いため、フェアトレードということばになじみがないということもあります。
また、知っていたとしても生産者のことなんて関係ないと思う人もいるでしょう。
しかし、フェアトレードは生産者のみにメリットがある認証ではありません。
下記のようなメリットがあります。
①消費者にも安心・安全
フェアトレード認証には以下のような義務付けがされています。
・農殺虫剤・有害化学物質・化学肥料散布禁止
・遺伝子組み換え作物の意図的使用禁止、種子のGM汚染防止対策義務
上記で分かるように消費者にも安全な食べ物が届けられるような仕組みがあります。
安い食品には添加物や農薬が多く使われていますが、オーガニックやエシカルフードが注目されている今、より安全な食品を求める人も増えています。
実際に、最近はオーガニックや添加物不使用という文句で売り出している健康志向の食品を以前より多く見かけるようになりました。
消費者の間でも安さより安全性を求める人が増えてきているのではないでしょうか。
私の周りでも、特に小さなお子さんをもつ主婦の方は、安さよりも安全性を求めている方が多くいます。
②ブランドイメージの向上
スターバックスコーヒーでは、一部でフェアトレードコーヒーを導入しています。
それを聞くと、「この企業は環境問題に積極的に取り組んでいるのかな」とか、「安全で健康的なものを提供しているんだろうな」と思いませんか?
日本では、少し馬鹿にしたような感じで「意識が高い」という言葉を使いがちですが、ナチュラルで優しいイメージや、グローバルで先進的なイメージが付きやすいというメリットもあります。
まとめ
いかがでしょうか。
フェアトレードは、生産者だけでなく、消費者にもメリットがあるということがわかりましたね。
オーガニックやグルテンフリーという表記を以前よりも見かけるようになり、安さよりも品質を重要視する人は、増えてきていると思います。
添加物や農薬を使わないものを使用している企業様は、ブランドイメージ向上でフェアトレード認証の導入を検討してみても良いですね。
<参考>
フェアトレードの認知度世界最低レベルの後進国日本。フェアトレードはなぜ日本で広まらないのか?海外と日本を比較して見えたもの。
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