こんにちは!エクシールの今井です。
今週は水曜日が祝日ということで火曜日に投稿しております!
最近美容院に行ったのですが、髪を洗う機械が導入されていてとても驚きました。
個人的にはくすぐったかったので、人の手の方がよかったです…(+_+)
本日は食品工場でどのように手洗いをするのが効果的かを記事にします。
基本中の基本ですが、雑になりがちな部分でもありますよね。
ぜひ、一度見直してみてください♪
手洗いで防げる被害について
手を洗うことは、主に食中毒の予防につながります。
人は、ドアノブや、自宅で飼っているペット・蛇口やゴミなど、日常生活において様々なものに触れます。
このとき、微生物が人の手に移り、そのままの手で食品を取り扱ったとき、この微生物が原因となり食中毒を引き起こすことがあります。
例を挙げると、ノロウイルスやO157、カンピロバクターは少数でも食中毒を引き起こします。
手を媒介して病原微生物が移動するのを防ぐために、徹底した手洗いを行う必要があります。
効果的な手洗いの方法
2-1:手洗いの手順
①流水で汚れを落とす
②洗浄液を手に取り、よく泡立てて手のひらや指の腹を洗う
③手の甲や指の背を洗う
④手のひらに指先をこするようにして指先を洗う
⑤指をクロスさせて指の間や根元の部分を洗う
⑥親指を握るようにして親指と付け根を洗う
⑦手首を洗う
⑧爪ブラシを使って爪の間を洗う
⑨流水でよく洗い流す(爪ブラシも流水で充分すすぐ)
⑩使い捨てのペーパータオルなどでよく水分を拭き取る
⑪アルコールなどの消毒液をスプレーし、全体に伸ばす
2-2:より効果を上げるために
手を洗うときは一度ではなく二度洗いをすることで、しっかりと微生物を洗い流すことができます。
手のひらから指の先や間、手の甲・手首まできちんと洗浄液で洗いましょう。
手洗いが不十分になりやすい場所は爪の間や手のしわ、親指の背の部分などです。
長い爪は汚れがたまりやすくなるため、短く切りそろえることも忘れずに行いましょう。
設備としては、蛇口をひねらなくても水や温水が出る、センサータイプのものが良いです。
ひねるタイプの蛇口を使っている工場では、ペーパータオルで蛇口を覆うようにして水を止めると蛇口が直接手に触れず、手がきれいな状態を保つことができます。
手を拭くタオルは共同のものを使うのは避け、下へ引き出すタイプのペーパータオルを使いましょう。
上へ引き出すタイプのペーパータオルは、水滴が次の紙に付着してしまい不衛生です。
また、ペーパータオルを捨てる時は、足でレバーを押すことで蓋が開くゴミ箱を使用すると、手を汚さずに済むので衛生的です。
水滴はしっかりと拭きとり、仕上げにアルコールなどの消毒液で消毒します。
トイレに行った後や、休憩後、ゴミなどの廃棄物に触れた後は、必ず手を洗うようにしましょう。
まとめ
手洗いを徹底することは、食中毒の防止に繋がります。
普段何気なく行っているかもしれませんが、二度洗いや、手洗い後は直接蛇口や汚染物に触れない点に気を付けることで効果的に微生物を洗い流し、食中毒を防ぐことができます。
これから気候も暖かくなり食中毒が発生しやすくなるので、より一層気を付けて手洗いを行っていけるとよいですね!
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