製造業の天敵!ユスリカの発生と侵入を防ぐには?|効果的な防虫対策をご紹介!

こんにちは、エクシールの鷲見です。

食品工場などの製造業にとって、虫やそ族などはクレームの発生や健康被害を及ぼす恐れのある厄介な存在です。これらの種類は様々で生態も異なるため、それぞれの特徴に適した防虫、そ族対策を行う必要があります。

今回は、虫の中でも今の時期に多く見かけるユスリカという種類の発生原因や対策方法についてご紹介してまいります。

ユスリカとは

ユスリカとは、春から秋にかけて特に大量発生する蚊によく似た昆虫です。

幼虫の時期は流れの少ない水中で過ごし、成虫になると水面から飛び立ち群れで飛び回ります。よく夕方頃に見られる蚊柱は、ユスリカのオスによる交尾・産卵のための行動です。

光に強く引き付けられる習性(走光性)があります。

工場内での発生場所や誘引源

ユスリカは、食品工場の以下のような場所での発生、工場内への侵入が考えられます。

■発生場所:駐車場やゴミ庫などの溜まり水、製造エリアの排水口など
■誘引源:駐車場や出入り口の蛍光灯、工場の窓から漏れる光など

ユスリカの及ぼす影響

■食品への混入リスク

蛍光灯などの光に誘引されて建物の隙間や出入り口から製造エリアへ侵入してしまうと、食品に混入するリスクが高まります。

■アレルギー

乾燥して粒子となったユスリカの死骸が空気中を漂い、これらを吸い込むことによってユスリカ喘息やアレルギー性鼻炎を発症する恐れがあります。
ユスリカが混入した食品を喫食によっても、同様の症状が現れる場合があります。

効果的なユスリカ対策

ユスリカは、幼虫と成虫で生息する環境が異なるため、それぞれに対して対策を施しましょう。

幼虫への対策

ユスリカの幼虫へは発生を防ぐ対策を行います。

ユスリカは流れの滞った水中で育ちます。工場周辺や製造エリアに溜まり水を作らないこと、こまめな清掃で排水溝などの水はけを良くすることを心がけ、ユスリカが育つ環境を作らないことが大切です。

また幼虫の発生が認められた場合は、昆虫成長制御剤(IGF)を使用すると良いでしょう。

成虫への対策

ユスリカの成虫へは侵入を防ぐ対策を行います。

走光性のユスリカは、光に含まれる紫外線に引きつけられます。

工場周辺には紫外線がカットされた防虫蛍光灯の設置や紫外線カバーの取り付けを行うことで、ユスリカの誘引を抑制することができます。

出入り口や窓、シートシャッターなどの侵入源となりえる箇所には、オレンジ・黄緑のような紫外線を吸収しやすいフィルムの使用、遮光処理を施して外部に光が漏れるのを防ぎましょう。

また、室内の陽圧化を図り、空気が建物から外部へと流れ出るようにすることでユスリカの侵入を防ぎます。陽圧化はユスリカだけでなく他の害虫に対しても効果的です。

まとめ

今回は、ユスリカという虫の対策方法についてご紹介しました。

幼虫に対しては、こまめな清掃で溜まり水を除去し乾燥させ発生を防ぐこと、成虫に対しては、光源管理と陽圧化で侵入を防ぐことが大切です。

ユスリカは益虫ともいわれ、川の水質の改善や保全に役立っています。しかし、食品工場のような製造業にとっては異物混入の原因となるため、発生させない、侵入させない対策を徹底しましょう。

<参考>
アース製薬株式会社「害虫なるほど知恵袋」:https://www.earth.jp/index.html
優しい防虫管理の考え方「ユスリカ」:http://pest-kanri.com/

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鷲見まいか

ウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事を通して得た知識や経験を活かして、皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります! 大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!

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