クリーンルームの4原則④『排除する』

こんにちは、エクシールの鷲見です。

今回は、クリーンルームの4原則のうちの最後の項目である「排除する」についてお話をしていきます。

↓前回の記事はこちら↓

クリーンルームの4原則③『堆積させない』

「排除する」ために守るべき内容

換気の回数を上げる

室内に入り込んだ塵埃を外に押し出すために、換気を行います。
クリーンルームでは空気が多く入れ替わるほど、清浄度をより高く保つことができます。

塵埃が発生しやすい場所の近くで換気する

装置の稼働による部品の摩耗や製造過程での発塵が起こりやすい場合、その付近で排気を行います。
発塵源が上流にあると、下流の製品ラインへのコンタミに繋がってしまいます。
配置が難しいときは、必要に応じて局所排気装置の設置や専門業者への相談を検討しましょう。

気流が滞る空間を作らない

クリーンルームは上から下へ、壁面から反対側の面へと一方通行で空気が流れていきます。
底に空気が滞留する場所があると塵埃が外へと出ていくことができません。
設備の配置を見直し、空気の滞留箇所を減らしましょう。

まとめ

今回ご説明した「排除する」とは、室内の塵埃を除去することを指します。
汚染物質の排除には、設備の配置を工夫して空気の流れを安定させることが求められます。

これまで、4回に分けてクリーン化の4原則についてお話をいたしました。
4つの項目は全て密接に繋がっているため、清浄度の維持にはどの項目も欠かせません。
例えば、「持ち込まない」ために求められる入室手順を適切に行わないと、作業着を通じて汚染物質が運ばれ、作業中の移動や動作により室内に拡散されてしまいます。床にその汚れが蓄積し、製品へ混入してしまう…なんてことも考えられます。

クリーンルームとその他の工程で求められる清浄度は異なりますが、他工程でも4原則の中の項目をより多く満たすことができるとそれだけ汚染リスクは低減されます。

できることから始めて、汚染リスクの少ない環境づくりを目指すことが大切ですね。

 

<参考>
・シーズシー株式会社「排気のある工程でのクリーン化について」:https://www.csc-biz.com/
・興研株式会社「クリーンルームってどんなもの?」:https://www.koken-ltd.co.jp/

The following two tabs change content below.

鷲見まいか

ウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事を通して得た知識や経験を活かして、皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります! 大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket