クリーンルームの4原則①『持ち込まない!』

こんにちは、エクシールの鷲見です。
今回は、4回に分けて「クリーンルームの4原則」についてお話をしていきます。
「クリーンルームの4原則」には、「持ち込まない」「発生させない」「堆積させない」「除去する」の4種類があります。
僅かな汚染も許さないクリーンルーム内の清浄度を向上し、維持させるために遵守するべき項目です。

しかし、食品や電子部品、製薬など異物を嫌う現場では、クリーンルーム内に限らず製造に携わるすべての工程で衛生的な環境づくりを心がける必要があると考えます。より質の高いものづくりのために、衛生環境を向上させるための4つの項目について理解を深めていきましょう。

第1回目は、「持ち込まない」に焦点をあてました。

「持ち込まない」ために守るべき内容

入室の手順を守る

作業者に付着した微細なほこりや毛髪による汚染を防ぎます。
そのためにはクリーンウエアに着替え、粘着ローラーや粘着マット、手洗い、エアシャワーを正しく使用して作業室へ入室しましょう。

入室の手順は毎日同じ内容を行うため、流れ作業になりがちです。
朝礼や抜き打ちチェックなどで正しく手順を行うことの必要性を定期的に周知徹底しましょう。
また、2人体制でお互いの手順を確認しあう、入室時は私語を控えるなどのルールを設けてもよいですね。

他にも、ウエアや靴ははこまめに洗浄、劣化が見られた場合はすぐに新品と取り換えるようにし、着用しているもの自体が異物の原因とならないよう注意します。

余計なものを持ち込まない

スマートフォンやアクセサリーのような作業に必要のないものは持ち込みません。

私物以外に、記録のためのシャープペンやクリップなどの細かな備品も混入の原因になりえます。紐で留められるボールペンを用いたり、クリップで書類をまとめるのではなくタブレットPCを取り入れたりする代替案を検討しましょう。

資材や製品はそのまま持ち込まない

外から受け入れた資材、原料は、検収後段ボールから取り出し社内の容器に入れ替えて管理をしましょう。異なる区画へ資材、製品を運ぶ場合は、2重ドア付きで受け渡しを行うパスボックスを使用します。

クリーンルーム程の清浄度は求められていない環境では、粘着ローラーや硬く絞ったクロスなどで外箱の汚れを除去してから受け渡しを行います。

クリーム内は陽圧を保つ

陽圧とは、室内を室外の空間より圧力を高く設定して、出入口や排出口から外部の空気の流入を防ぐものです。
クリーンルーム内では目に見えない僅かな汚染も許されないため、このような設備による対策が求められます。定期的なメンテナンス、フィルター交換を行い必要な清浄度の維持に努めます。

まとめ

今回は、クリーンルームの4原則の1つである『持ち込まない』の内容についてご紹介しました。
『持ち込まない』ためには作業者の意識の向上や備品の見直しなど、少しの工夫で改善が見込めます。

できることから、取り入れていくことが大切ですね。

<参考>
株式会社ホクト総研「クリーンルームの4原則」:https://www.hokuto-sk.co.jp/
松定プレシジョン株式会社 技術コラム「クリーンルームはなぜ必要?」:https://www.matsusada.co.jp/

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鷲見まいか

ウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事をする中で得た知識や経験を通して、皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります! 大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!

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