フォークリフトの点検とメンテナンス|工場内のタイヤ跡対策

こんにちは!
もう絶対だめだと思っていた枯れかけの多肉植物から、新芽が生えてきてとっても嬉しい鈴木です!
普通の植物よりも成長が遅い分、最適な環境がわからず試行錯誤しましたが、見えないところでしっかり成長の準備をしていたんだなぁと感心してしまいました。

見えない部分の準備が大切なのは、普段の生活や仕事も同じですよね!
そこで、今回は普段使っているフォークリフトのメンテナンスについて記事をまとめてみたいと思います。

怠ると罰則の対象になることもあり、場合によっては労災事故にもつながりかねないのが機械・機器のメンテナンス。この機会にしっかりチェックをして、事故のない会社を目指していきましょう。

 

フォークリフト運用で行う3つの整備点検

フォークリフトを運用するうえで行うべき点検は3種類あります。

①毎日行う「作業開始前点検」
②毎月行う「月次検査」
③毎年行う「年次検査」

このそれぞれが労働安全衛生規則第151条によって定められており、怠った場合は罰則の対象になることもあります。
どれも安全にフォークリフトを使用するために欠かせない点検ですので、しっかりチェックしていきましょう。

 

①毎日行う「作業開始前点検」

毎日、その日の作業を開始する前に行う点検で、誰が行っても構いません。フォークリフト使用者が行う場合が多いと思います。
フォークリフトは毎日数トンの重さを何回も運ぶため、少しの故障が大事故につながりかねません。
作業開始前点検は次のように行います。

 

<用意するもの>

ウエス
タイヤ空気圧計
点検用ハンマー

 

<点検手順>

(1)点検前の安全確保
・平らな場所へ移動
・スイッチオフ
・パーキングブレーキをかける
・輪留めの確認

(2)外回りの点検
・水漏れ・油漏れの点検
・ブレーキフルード点検
・エンジンオイル点検
・タイヤ・リムの点検
・ハブナットの点検
・冷却水の点検
・作動油の点検
・フォーク・バックレストの点検

(3)車上での点検
・バックミラーの点検
・パーキングブレーキの点検
・ブレーキ・インチングペダルの点検
・計器・燃料(充電)の点検
・エンジンをかけた時の異音・振動の点検
・ランプの点検
・ホーンボタンの点検
・ステアリングホイールの点検
・荷役装置(フォーク)の作動点検
・車載充電器の点検(バッテリー車の場合

★作業開始前点検は、トヨタL&Fさんが点検表のサンプル(https://www.toyota-lf-kinki.co.jp/support/pdf/forklift_checklist.pdf

)を公開されていますので、参考にするとよいでしょう。

 

②毎月行う「月次点検」

1ヶ月を超えない期間ごとに1回、定期的に次の事項について自主検査を行います。法律により実施が義務付けられています。
検査記録は3年間保管が義務付けられており、提出を求められたらすぐに提示できるようにしておきましょう。
自主点検ではありますが、年次点検と合わせてメンテナンスパックを取り扱っているメーカーもあります。

 

③毎年行う「年次点検」

1年を超えない期間ごとに1回、定期に次の事項について特定自主検査を行うこととされ、検査記録は3年間保管していなければいけません。
こちらの点検は自分たちでは行えず、有資格者または検査業者に依頼する必要があります。
検査実施が終わったら、証明する年月付きのステッカーをフォークリフトに貼り付けます。
年次点検を怠ると50万円以下の罰金が科せられています。

 

フォークリフトの寿命と長く使うためのポイント

フォークリフトの寿命は、エンジンタイプが10~15年バッテリータイプが5~10年と記載されているサイトを多く見かけました。特にバッテリータイプはバッテリーの寿命が短いため、交換しないとエンジンタイプよりも寿命が短いそうです。
しかし、どのサイトにも、使用頻度が多かったり点検がきちんとされなかった場合はもっと早い段階で劣化してしまうと書かれています。

では、フォークリフトを少しでも長持ちさせるために、日ごろから気を付けられることはあるのでしょうか?

一番フォークリフトにとって良いことは、当たり前かもしれませんが「正しい使い方」をすることです。
積載量を守り、荷物に対して適切なツメを使う。人がツメの上に乗る際は専用のツメを使う等。

また、運転の仕方や作業環境の改善でも、車への負担は少なくなります。
急発進や急ブレーキ、急な転回などはタイヤやブレーキを傷めます。屋内用フォークリフトの場合は倉庫内のタイヤ痕の原因ともなってしまいます。
作業エリアにごみやホコリが多かったり、段差が多いなどの悪路では故障のリスクが上がるでしょう。

積載量等のルールを守り、運転と使用環境に気を配ることが、フォークリフトの寿命を長くするポイントになります。

そしてもう一つ見落としがちなのが、使用環境に合わせてタイヤの種類を適切なものに変えることです。
よろしければこちらの記事もあわせてチェックしてみて下さいね。

フォークリフトのタイヤの種類と選び方|工場内のタイヤ跡対策

 

タイヤをキレイにして倉庫内の環境を守るツールを使う

工場によっては、作業者が作業エリアに入る前に粘着マットを踏むことで靴底の汚れを除去する、といった対策をとっているところも少なくありません。
しかし、靴底だけでなく、フォークリフトや台車のタイヤにホコリや汚れが付着し、倉庫内や工場内部に侵入することは多くあります。

屋内を走り回るフォークリフトやAGVのタイヤにも使える専用の粘着マットがあるので、屋内倉庫や工場内部までフォークリフトを使用している場合は「リフトマット」という粘着マットの設置がお勧めです。

フォークリフトタイヤの汚れ対策を行うことは大切ですが、通常の粘着紙のマットで対策しようとすると、粘着紙が破れたりめくれあがったりと危険があります。
2~3tの重量のある台車のタイヤ汚れを除去する際には専用の粘着マットを使用しないと危険ですので、注意してくださいね。

使い続けることで工場床のタイヤ跡もきれいになっていくので、工場内の環境改善や監査アピールとしていかがでしょうか^^

リフトマットで工場床のタイヤ跡を解決!|最適な設置場所とは?

 

まとめ

いかがでしたか?
フォークリフトは思い荷物を搬入・搬出するのに欠かせない器機。
だからこそメンテナンスをしっかり行うことで、故障の早期発見にもつながり結果としてコスト削減にもつながります。
チェックを怠らず、工場内の安全に努めましょう。

ご拝読ありがとうございました!

参考:トヨタL&F近畿株式会社 http://www.toyota-lf-kinki.co.jp/index.html

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トラクションコントロールシステムとは?|フォークリフトのタイヤ跡対策

 

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

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