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異物混入の原因になりやすい場所と対策

こんにちは!エクシールの今井です(^_^)
アイスクリームが食べたくなるような暑さになってきましたね!
最近はスイカバーが好きです!

製造者や消費者を悩ませる異物混入問題。
100%異物を除去しきることは不可能ですが、異物混入の可能性はできる限り減らしたいですよね。

実際どんなところが異物混入の直接原因になりやすいのか、調べてみました。

 

2017829日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して201965日に再度公開しました。

 

もっとも異物が混入しやすい個所「プロダクトゾーン」

食品工場内では、製造工程で食材や製品がむき出しになる箇所があります。
その箇所をプロダクトゾーンと言いますが、舞いあがったほこりや落ちたゴミや従業員から落ちた毛髪やまつ毛がもっとも異物混入しやすい場所と言えます。

手作業の工程がある工場では避けられない部分です。

それでは、どうすればこのプロダクトゾーンを清潔な状態で保つことができるのでしょうか?

 

プロダクトゾーンで異物混入を防ぐには

1.個人衛生を見直す

プロダクトゾーンでは食品がむき出しになるため、落下した異物の混入が問題になります。
毛髪やまつ毛など、従業員から出る異物は個人衛生で除去しておく必要があります。

平成28年度の名古屋市で起こった異物混入内容の内約によると、全体の10%程度が毛髪によるものだったといいます。
現在は粘着ローラーや粘着マット、エアシャワーなど、毛髪対策ができる商品はたくさんありますが、正しく使えていなければ効果は半減してしまいます。

 

 

下記の記事から正しいローラーのかけ方をチェックしてみましょう。

 

粘着ローラーの理想のかけ方は下記をチェック↓

工場での入退場ルールを設定しよう!着替え・粘着ローラー編

 

また、ネイルをした爪や、アクセサリー、私物のボールペンや絆創膏も工場内へ持ち込まないように指導することが大切です。

 

2.器具や機械の点検

プロダクトゾーンから混入する可能性のある要因は、毛髪のほかに劣化した器具や、機械の部品、材料の袋やラップなどのビニール片があります。
平成28年度の名古屋市で起こった異物混入内容の内約によると、合成樹脂が15.5%、金属が8.3%、紙類が2.9%とのことです。
これらは誤って口に入れた時、歯が欠けるなどHACCPシステムの危害要因になるものです。

これらの混入を防ぐためには、器具や機械の点検を使用前と使用後に毎回行うほか、異物検査機で異物が混入していないかをチェックすることが大切です。

 

 

異物検査機には金属検出機X線検査機画像検査機があります。

金属検出機は金属が通った時に磁界が影響を受けて変化するのを検出することで金属の混入を検出することができます。

X線検査機は、レントゲンと同じような原理で、製造品の中を透かして見ることができます。透過画像を解析し、異物とそれ以外のものを判別することができるため、金属検出機より幅広く、石やガラス、骨やプラスチックなどを検出することができます。また、重量や見た目の割れや欠けなどもチェックできます。

画像検査機はカメラ画像を処理し、外観やサイズの検査を行うことができます。
自社に合うものを見つけて適切な検査を行いましょう。

 

3.害虫対策を行う

虫もプロダクトゾーンから混入しやすく、平成28年度の名古屋市で起こった異物混入内容の内約によると、虫が17.5%、それとは別にゴキブリが8.0%混入しています。

ハエやゴキブリ、チャタテムシなどは繁殖力が高く、「発生させない」ことが大切です。
虫には食品の残りかすや生ごみなどを好むもの(ゴキブリやハエなど)や、カビを好むもの(チャタテムシなど)がいます。生ごみの処理を適切に行い、カビが生えないように湿度の管理にも気を付けましょう。

 

 

ペストコントロールに関する記事は下記からご覧ください。

 

ペストコントロールについては下記をチェック↓

食品工場内への侵入場所別!防虫対策 ~内部からの発生編~

食品工場内への侵入場所別!防虫対策 ~外部からの侵入編~

ペストコントロール|工場内のゴキブリ駆除について

ペストコントロール|工場内のハエ駆除について

ペストコントロール|工場内のネズミ駆除について

チャタテムシによる虫害と対策方法

 

4.「ゾーニング」でプロダクトゾーンを清潔に保つ

ゾーニングとは、工場を汚染ゾーン」・「準清潔ゾーン」・「清潔ゾーン」など、場所の衛生レベルによって区分することです

 

工場内の衛生レベルを2~3に区分し、区分間で使う道具や台車などを分けることで、清潔ゾーンに汚染物が入ることを防ぐことができます。

 

ゾーニングの基本は

汚染ゾーン準清潔ゾーン清潔ゾーン準清潔ゾーン汚染ゾーン

の順番で動線を組むことです。

動線をシンプルにし、区分ごとに使う道具や台車を分け、床や道具を色分けすることで、1目でどの区分のものか分かり、汚染された道具を清潔ゾーンで使ってしまう心配もなくなります。
作業服や使う道具も、清潔ゾーンのものは特にこまめに洗ったり、劣化状態を頻繁にチェックすることで、常にきれいな状態を保つことができます。

プロダクトゾーンを清潔にすることで、異物混入の可能性を減らすことができるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

プロダクトゾーンでは異物混入が起こりやすいです。
今一度現場を見直し、危ない箇所があれば対策を練ってみましょう。

エアシャワーに入ったり、粘着ローラーをかけるにしても、なぜその対策が必要なのかを理解することも大切です。

従業員への意識付けも一緒に行っていけるとよいですね。

 

<参考・引用>

 

vol.812 異物混入対策はプロダクトゾーンの分析から-1機器のプロダクトゾーン
-foodesignhttp://www.foodesign.net/haccp/haccp_blog/vol812yiwuhunruduicehapurodakutozonnofenxikara-1jiqinopurodakutozon

名古屋市:苦情処理状況(平成28年度)(暮らしの情報)http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000100664.html

異物検査機とは | 金属検出機・X線検査機のシステムスクエア
https://www.system-square.co.jp/examination/

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ウレタンゲルのやわらかさ・自己粘着性を活かした商品を開発する、株式会社エクシールで働いています。最近では食品工場など製造業に向けた衛生商品を扱うことが多く、「きれいな工場をつくるお手伝い」をさせていただくため奮闘中!ウレタン製の衛生グッズを紹介する衛生管理アドバイザーとして、お役にたてる情報を発信できるよう、頑張ります。好きな食べ物はトーストです。

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