ノロウイルスに有効な消毒方法を知ろう|食品工場で食中毒を効果的に防ぐ

朝晩涼しくなってきて、そろそろ衣替えの季節かな?と思っている鈴木です^^
夏の季節は特にカビや細菌の食中毒が怖いですが、これからの寒い時期に注意していきたいのが「ノロウイルス」 。
少ないウイルス量で発症するため、集団感染や二次感染に気を付けなければならないことで知られるノロウイルスについて、今回は正しい消毒の仕方や加工工場での予防の仕方をご紹介していこうと思います。

 

ノロウイルスと感染経路

ノロウイルスによる食中毒の発生件数は冬場に最も多く、10月頃から4月頃までは特に注意が必要です。
また、ノロウイルスが原因の食中毒は全体のおよそ割と、年間多くの感染者が出ています。

ノロウイルスは10〜100個ほどの少量が体に入ってしまっただけでも感染するため、感染経路や感染者が出てしまった場合の消毒作業が大変重要になってきます。

ノロウイルスの特徴や感染経路についてはこちらの記事で詳しくまとめてありますので、是非参考にしてみて下さいね。

 

ノロウイルスに有効な消毒方法は?

ノロウイルスに有効な消毒方法として広く認識されているのは、1000ppm〜5000ppm濃度の次亜塩素酸ナトリウムです。

 

ただし、この次亜塩素酸ナトリウムの濃度ですが、調理器具の洗浄や生野菜等の殺菌に用いる濃度が100ppm〜200ppmですので、かなり高い濃度になります。この濃度はかなり高い腐食性や、塩素臭っているので、取り扱いには十分注意しましょう。

 

内閣府食品安全委員会のHP(http://www.fsc.go.jp/sonota/dokukesi-norovirus.html)では、消毒対象ごとに次のように処理方法を紹介しています。

・調理器具・・・ 200ppm
・ドアノブ、カーテン
など・・・200〜500ppm
・トイレ・浴槽・・・ 300ppm以上

・嘔吐物等による汚染場所・・・ 1000ppm
・患者のリネン及び下着・・・ 1000ppm以上

 

作業時はガウン(エプロン)、マスクと手袋を使用し、使用後はビニール袋に入れて捨てましょう。
作業時のしぶきや空気中にもウイルスが飛散しています。
前項目でご紹介した通りノロウイルスはほんの少しのウイルスを吸い込んだだけでも感染の恐れがあるため、作業はできるだけしぶきを舞い上がらせないよう注意しましょう。

また、12日以上前にノロウイルスに汚染されたカーペットを通して感染が起きた事例も確認されており、時間が経っても感染力のあるウイルスが残っていることがわかります。特に食中毒事故が起きて感染者が嘔吐してしまった場合、床だけでなく周りのカーテンやカーペット等もしっかり処理をする必要があります。

アルコール消毒はノロウイルスには効果がないので注意しましょう。

 

ノロウイルス食中毒の予防方法は?

一般的にウイルスは熱に弱いため、ノロウイルスの汚染のある二枚貝などの食品は、中心部が85〜90℃で90秒以上の加熱をすることができます。

また、汚染の可能性のある食材を扱う際はまな板や包丁など、専用の調理器具を用意するのが得策です。
専用の調理器具が用意できない場合は、次亜塩素酸ナトリウム(200ppm)で浸すまたは熱湯で1分以上の加熱をするなど、使用のたびに消毒を行います。

これは、仮に扱う食材がノロウイルスに汚染されていた場合、他の食材への二次汚染防ぐ狙いがあり、特に気を付けるようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?毎年多くの症例を出しているノロウイルス感染力が強いため、事故が起こってしまうと影響が長引くことが考えられるため、しっかりと予防・対策を行っていきたいですね。

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

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