取得が増加しているJFS規格とは?|JFS規格の種類とメリット

こんにちは、エクシールの今井です。

今回はJFS規格についてご紹介していきたいと思います。

※この記事は2020年9月15日に公開された記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、修正して再度公開しました。

 

↓過去のJFS規格についての記事はこちら↓

JFS-Cってどんな規格?|食品安全の規格について知ろう!

 

JFS規格とは

JFS規格とは食品安全マネジメントシステムに関する規格のことです。
一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)が策定し、2016年より運用が始まりました。

JFS規格の取得によって、より食品安全に対するレベルを向上させることや人材育成を目的としています。日本の食品業界が取り組みやすいよう、日本の食文化や企業文化に考慮されている点が特徴です。

また、日本発の規格として日本の食文化や安全衛生の考え方を世界に発信し、日本の食品市場と世界の市場を調和させることも目的としています。

 

JFS規格は以下の3つの構造から成り立っています。

・食品安全マネジメントシステム(FSM)

消費者に安全な食品を提供するため、食品安全に関して組織体制を管理する仕組み

内容)内部監査や文書・記録の管理の方法、食品偽装防止対策についてなど

・ハザード制御(HACCP)

商品が出荷されるまでの全工程で予想される危険的要因を分析し、その要因を除去・低減させるために重要管理点を定めて記録を取り管理する仕組み

内容)HACCP12手順

・適正製造規範(GMP)

より良い品質の食品を作るための適正な製造時の管理と品質管理の基準

内容)従業員の衛生・健康管理や整理整頓などの一般衛生管理

JFS規格の種類

JFS規格は3つの種類に分けられ、規格によって求められる構造の程度が異なります。

JFS-A

要求項目:FSM・GMPを23項目とHACCP手順の1-5

HACCPの考え方を取り入れた基礎的な一般衛生管理の確立が求められます。
国内で取引を行う中小規模の事業者を主な対象としています。

JFS-B

要求項目:FSM・GMPを32項目とHACCP手順の1-12

一般衛生管理に加え、コーデックスHACCPの要求事項をすべて含めた内容が求められます。
JFS-Aと同じく、国内で取引を行う中小規模の事業者を主な対象としています。

JFS-C

要求項目:FSM・GMPを45項目とHACCP手順の1-12

国際的な取引で通用するよう、JFS-Bで求められる内容に加えて、食品安全に組織全体として取り組み改善を行うマネジメントシステムの構築も求められます。

水準はFSSC22000程度で2018年10月にはGFSIの承認を受けました。
規格の基準が段階的であることで、最終的には世界水準であるJFS-Cへの到達を目指せるような仕組みとなっています。

 

HACCP義務化とJFS規格との関係性

JFS規格の中でもJFS-B規格は特に注目を浴びています。
JFS-B規格にはどのような良さがあるのでしょうか。

①取引先への安心感につながる

HACCAPの内容の他に、食品安全に対する組織の仕組みを見直し改善するマネジメントシステムや、品質を保つための人や施設の管理が求められます。
様々な視点から質の高い安全性を証明することによって、取引先への信頼につながります。

②中小企業でも取りやすい

日本で発案されている規格のため、日本の文化的背景に考慮されており馴染みやすく内容が分かりやすい点が特徴です。
また、ISO22000やFSSC22000に比べると要求される項目が少ないため中小企業の方も認証を受けやすい基準となっています。

 

取得が増加しているJFS-B規格

JFS規格の中でもJFS-B規格は特に注目を浴びています。
JFS-B規格にはどのような良さがあるのでしょうか。

コーデックスHACCPの内容が含まれている

JFS-B規格にはコーデックスHACCP(基準A)に適用される7原則12手順が要求事項として含まれています。そのため、今年6月から制度化されたHACCPの取り組みと並行して取得に努めることができます。

また、JFS-C規格より難易度は低く、JFS-B規格の取得によって第三者はHACCPの12手順を実施しているという判断をすることができる点もメリットの一つです。

取引先への安心感に繋がる

HACCPの内容の他に、食品安全に対する組織の仕組みを見直し改善するマネジメントシステムや、品質を保つための人や施設の管理が求められます。

様々な視点からの質の高い安全性を証明することによって、取引先への信頼に繋がります。

中小企業でも取りやすい

前項でお話した通り日本で発案されている規格のため、日本の文化的背景に考慮されており馴染みやすく内容が分かりやすい点が特徴です。

また、ISO22000やFSSC22000に比べると要求される項目が少ないため中小企業の方も認証を受けやすい基準となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
HACCPの認証には地域や規模などによって様々な種類がありますが、JFS-B規格の取得によってHACCPに対応をしているという証明にもなります。また、日本人にとって分かりやすい内容となっているのも特徴の一つです。

今後より一層食品の安全意識も高まっていくと思うので、認証スキームには他にどのような種類があるのかを知り、規模や目的に合った規格の認証を目指していけると良いですね。

〈参考〉
ISOコム株式会社「JFS規格とは?」
https://isocom.co.jp/

ISO認証・審査登録機関PJR「JFS-B規格適合検査」
http://www.pjr.jp/

一般財団法人食品安全マネジメント協会 PDF「JFS-B 規格ガイドライン」
https://www.jfsm.or.jp/

The following two tabs change content below.

今井 はるえ

ウレタンの特性を生かした商品を製造・販売している、株式会社エクシールに勤めています。どんなことも明るく、前向きに取り組んでいきます!! 好きな果物は、イチゴです!いちご狩り大好きです!

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket