番重(コンテナ)の取り扱いについて

こんにちは、エクシールの鷲見です!

今回は食品工場における番重の取り扱いについてお話をしたいと思います。
番重はコンテナやバットとも呼ばれ、食品の保管や運搬の際に使用されるものですね。

 

番重の使い分け

番重は使い分けて使用するのが一般的です。

・外番重:倉庫から工場、工場から店舗へと配送するためのもの

・内番重:工場内で使用するもの

・食材別管理:肉や野菜など食材ごとに使い分ける・加熱前:加熱前の食材に用いる

・加熱後:加熱が完了した食品に用いる

 

材質の種類

番重に使用される材質の代表的な種類は以下の通りになります。

ステンレス
強度に優れています。熱伝導率はアルミに劣りますが、一度温まると熱が逃げにくいです。

アルミ
ステンレスよりも軽く、熱伝導率が高いです。そのため、素早く冷却をしたい時や冷蔵保存が必要な食品の管理に向いています。

ポリプロピレン
ポリプロピレンはプラスチックの種類の一つで、耐熱性、耐衝撃性に優れています。

 

番重は積み重ねをしても耐えられるよう、大半が15㎝以下の浅型で厚板が用いられています。用途によってサイズや材質を使い分け、食品を直入れする際には抗菌仕様の物を選びましょう。

 

番重の洗浄方法

番重は食材や用途によって汚れ具合がそれぞれ異なります。

外番重か内番重か、何に使用をしたのかによって洗浄機を区別しましょう。

 

また、日常的に洗浄機で洗浄を行っていても、水垢による黒ずみや、細かな傷からの汚れがどうしても発生してしまいます。細菌の発生や異物混入の原因に繋がってしまわないよう、定期的に漬け置き洗浄をすることが大切です。

 

〈漬け置き洗浄の手順〉

  1. 洗浄機での通常洗浄が終わった番重を、番重用の洗剤を入れた60℃の温水に20分程度つけ置きます。
  2. スポンジやブラシを用いて全体を軽く洗います。
  3. 流水または洗浄機で洗剤を洗い流します。

〈参考〉サニクリーン「お掃除で職場や店舗を元気にする」:https://www.sanikleen.co.jp/

 

管理のポイント

使用年数を決め、定期的に点検を行う

毎日使用する番重はどうしても劣化が進んでしまいます。ささくれが出てきた時や洗浄での水垢の除去が難しくなった時が交換の目安です。
定期的に点検を行い、番重に破損がないかを確認しましょう。

他にも番重に購入日を記載しておけば使用年数が経過したものを一斉に買い替えることができるので、管理が円滑に行えます。

 

床に直置きしない

食品を扱う際は室内外問わず、衛生的な環境で管理をすることは必要最低限ともいえますね。
運搬時はキャスターを用い、保管時は台の上に置くようにして番重が床に触れることがないように注意します。

 

殺菌が終わっているかを区別する

洗浄前と洗浄後、殺菌前と殺菌後などの洗浄状況を正しく区別できていなければ交差汚染に繋がってしまいます。せっかく洗浄が終わったものを、汚れたままの番重に積み重ねてしまっては意味がありません。

洗浄前は上向きに洗浄後は下向きにして積み重ね、殺菌を終えた番重には「済」の札をかけるといった工夫をすると一目で区別できますね。

 

まとめ

番重は、食材の運搬や保管、料理品の管理など大きさや材質に合わせて様々な用途で使用されます。
食材そのものを入れる機会が多いため、管理を怠ると交差汚染の原因に繋がってしまいます。毎日使うものだからこそ、洗浄と定期的な点検を行って常に清潔な状態を保つことが大切ですね。

 

〈参考文献〉
湯本電機株式会社「METAL SPEED」:http://www.metal-speed.com/
日本のものづくり:https://takuminotie.com/

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鷲見まいか

ポリウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事をする中で得た知識や経験を通して、食品業界で働く皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります!大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!

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