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FSSC22000の「追加要求事項」とは具体的に?

こんにちは!エクシールの清水です。
先日、金沢へ行ったのですが外国の方がとても多くてびっくりしました。世界で問題になっているオーバーツーリズムですが、ゴミや渋滞など日本でも目立つ問題になってきているので、東京オリンピックを控えた今こそ、何か対策を考えられると良いと思います。

 

さて今回の記事では【FSSC22000の追加要求事項】についてです。
2019年5月に発行された最新版を早速見ていきましょう!

 

FSSC22000とは

FSSC22000とは、簡単に言うと安全な食品を提供するための国際規格です。

ISO22000の内容に加え、『ISO/TS 22002-1(またはISO/TS 22002-4)』、および『FSSC独自の追加要求事項』が加わった国際規格になります。

会社ごとの認証ではなく、事業所ごとの認証となります。

 

今話題のFSSC 22000とは?|簡単ポイントまとめ

 

FSSC22000 追加要求事項について

FSSC22000 第5.0版 PartⅡが2019年5月に発行されました。
今回はこの最新版から、追加要求事項をご紹介していきます。

 

2.5.1 サービスの管理

ISO22000:2018の7.1.6項*に加えて、組織は次の点を確実に行わなければならない。

食品安全性の検証および/または妥当性確認のために、外部検査機関の分析サービスを使用する場合は、妥当性が確認された試験方法とベストプラクティス(最善の方法)を使用して、正確で再現性のある試験結果を出すことができる検査機関によって行う
例:技能試験プログラムによる認定、規制認定プログラム、またはISO17025*などの国際規格に対する認定

*ISO22000 2018 7.1.6項
食品安全マネジメントシステム要求事項を満たすために、製品、プロセス及びサービスの供給者(アウトソースされたプロセスを含む)を管理し、関連する要求事項を適切に伝達する必要性について。

*ISO17025
試験所・校正機関が正確な測定/校正結果を生み出す能力があるかを認定する規格。

 

2.5.2 製品ラベルの表示

ISO22000:2018の8.5.1.3項*に加えて、組織は次の点を確実に行わなければならない。

最終製品が販売を意図された国で、適用されるすべての食品安全性(アレルギーを含む)の法的および規制要求に従いラベル表示をする

*8.5.1.3項
最終製品の特性について。

 

2.5.3 食品防御

2.5.3.1 脅威の評価

組織は、以下の文書化された手順を保持・実施しなければならない。

a)潜在的な脅威を特定し、評価するための脅威評価を行う
b)重大な脅威に対する緩和策の策定、実施を行う。

 

2.5.3.2 計画

a)組織はFSMS*の範囲内で、プロセスと製品を対象とした緩和策を明記する文書化された食品防御計画を持っていなければならない。
b)その食品防御計画は組織のFSMSによって支持されなければならない。
c)計画は適用される法律を遵守し、適宜更新しなければならない。

*FSMS
食品安全マネジメントシステム

 

2.5.4 食品偽装の削減

2.5.4.1 脆弱性の評価

組織は、以下を実施するための文書化された手順を保持・実施しなければならない。

a)潜在的な脆弱性を特定し、評価するための食品偽装の脆弱性評価を行う
b)重大な脆弱性に対する緩和策の策定、実施を行う。

 

2.5.4.2 計画

a)組織はFSMSの範囲内で、プロセスと製品を対象とした緩和策を明記する、食品偽装軽減のための文書化された計画を持っていなければならない
b)その食品偽装軽減計画は、組織のFSMSによって支持されなければならない。
c)計画は適用される法律を遵守し、適宜更新しなければならない。

 

2.5.5 ロゴの使用

a)認証された組織、認証機関および研修組織は、組織の印刷物、Web サイト、その他宣伝資料などのマーケティング活動にのみFSSC22000のロゴを使用できる
b)ロゴを使用する場合、組織は以下の仕様を遵守しなければならない。

白黒のロゴの使用は、他のすべてのテキストとイメージが白黒の場合に許可される。

C) 以下の場合、認証機関はFSSC22000のロゴやいかなる声明を使用することを禁止。

・製品
・製品のラベル
・製品のパッケージ(一次、二次、その他の形態)
・その他、FSSC22000が製品、プロセスまたはサービスを承認していると暗示するような方法。

 

2.5.6 アレルゲンの管理(食品チェーンカテゴリーC,E,FI,G,I,K)

組織は、以下を含む文書化されたアレルゲン管理計画を保持・実施しなければならない。

a) 可能性のあるアレルゲンの交差汚染に対応するリスク評価
b) 交差汚染のリスクを低減または取り除くための管理手段。

 

2.5.7 環境モニタリング(食品チェーンカテゴリーC,I及びK)

組織は、以下を保持・実施しなければならない。

a)リスクに基づく環境モニタリングプログラム。
b)製造環境の汚染防止に関する、すべての管理の有効性を評価するための文書化された手順。これには、少なくとも、存在する微生物学的およびアレルギー管理の評価を含む。
c)定期的な傾向分析を含むモニタリング活動のデータ。

 

2.5.8 製品の配合(カテゴリーD)

組織は、動物の健康に悪影響を与える可能性がある成分の使用を管理するための手順を整備しなければならない。

 

2.5.9 輸送とデリバリー(フードチェーンカテゴリーFI)

組織は、汚染の可能性を最小限に抑える条件下で、製品が輸送および配達されることを確実にしなければならない。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。様々な規格は適宜更新されていきます。今回のFSSC22000もISO22000を包括する内容となっていますので、ISOに変更があれば内容は随時変わっていきます。いつ・どこが変わるのかをしっかり確認して、常に最新の対策ができると良いですね。

 

★参考サイト
https://www.jicqa.co.jp/iso/inquiry/data/FSSC22000_Ver5.0_Part2.pdf
http://kankyousecuritysystem.com/FSSC22000tuikayoukyujiko.pdf

 

 

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清水 まり

ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。

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