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食品衛生法の容器包装規格とは?|食品工場の衛生管理

こんにちは!まだ5月なのに目が回るほどの暑さですね・・・先日のニュースで北海道が39℃を記録したと聞き、日本はどうなってしまったんだと恐ろしく感じた鈴木です。
四季の全体的な気温が上がると、これまで日本では見られなかった病気や感染症が広がる可能性があると言いますし、心配です><

さて、今回の記事でご紹介するのは、食品衛生法の中でも「容器包装規格」というものについてです。
トレーやラップフィルムのカタログや企業HP内で「包装容器の規格基準に適合しています」という文言を見かけることがあります。
この「包装容器の規格基準」とは、どういう事を表しているのでしょうか?

この記事では、食品に触れる器具や容器の安全性についての規格「容器包装規格」について、簡単にご紹介していきたいと思います。

 

カタログなどで見かける食品容器包装規格基準とは?

食品を乗せたり、包んだりする、トレーやラップフィルムのカタログやHPで見かけることのある「包装容器の規格基準に適合しています」という文章。この「容器包装の規格基準」とは何でしょう。
必ず基準を満たしていなくてはいけないのでしょうか?

 

 

食品工場では、人体によくない影響を与える物質が食品へ混入するのを防ぐため、細心の注意を払わなければいけません。
特に、食器や食品に直接触れる器具、包装容器などは、人体に悪影響を及ぼす重金属や化学物質などが溶出して食品を汚染することがあってはならないことから、注意が必要です。

そのため、食品の安全性を取り決める「食品衛生法」の中で、これらの直接食品と触れ合う器具や容器、包装材に対して、材質や使用用途別に基準が設けられています。つまり、「包装容器の規格基準に適合しています」というのは、この基準となる規格を満たしているかどうかを確認する試験を行い、クリアしたものということになります。

 

食品衛生法上での容器包装とは?

食品衛生法第4条で、
容器包装は、

食品又は添加物を入れ、又は包んでいる物で、食品又は添加物を授受する場合そのままで引き渡すものをいう。

と定義されています。
また、器具は、

飲食器、割ぽう具その他食品又は添加物の採取、製造、加工、調理、貯蔵、運搬、陳列、授受又は摂取の用に供され、かつ、食品又は添加物に直接接触する機械、器具その他の物をいう。ただし、農業及び水産業における食品の採取の用に供される機械、器具その他の物は、これを含まない。

と定義されています。
そして、食品容器包装規格基準では、容器包装と器具どちらもにおいて、安全性を確保するための材質や溶出物の規格を設けています。

ここで注意することは、食品梱包容器・器具というのは、トレーやラップ、瓶などの梱包材料や包丁、しゃもじ、鍋などの調理器具などの他に、コンベアや手袋など、食品や添加物に直接触れるものは容器や器具以外のものも入るということです。

 

 

 

器具及び容器包装の規格試験とは?

食品に直接触れる器具や容器の規格基準は、乳及び乳製品用と一般食品用に大別されています。
さらに、ガラス・陶磁器・ホウロウ引き・合成樹脂・ゴム・金属缶など、材質ごとにも決められており、試験方法や試験に必要なサンプルの量も異なります。

 

調理器具と食品容器のポジティブリスト制度について|食品衛生法はどう変わる?

 

 

容器包装規格基準クリアの衝撃吸収材

食品と直接触れる・・・というイメージは少ないかもしれませんが、エクシールの軟質樹脂シートの中にも、この器具及び容器包装の規格基準をクリアしたものがあります。

「ゲルタックシート」・「ピットクッションシート」・「ハイパーゲルシート」というシートがあるのですが、簡単に紹介させてくださいね^^

 

ゲルタックシート」は柔らかさと粘着力に優れ、吸着パットや家具などの転倒防止によく使用される素材です。
粘着剤を使わないため、粘着の転写などはないため、食品が触れるかもしれない場所でも問題なく使用できます。

 

ピットクッションシート」はすべり止め効果の高い素材で、食品の触れるコンベアや作業台の上ですべり止めとして使用したい場合にお勧めです。

 

ハイパーゲルシート」は衝撃を和らげる特性に優れた材質で、例えば食品の流れる製造ライン中の段差や落下が起こる箇所に設置することで、製品を傷や割れから守り、ロスを少なくするなどの使い方が期待できます。

 

使用している「ウレタンゲル」という材質の特性上、あまり熱のかかるところや濡れている箇所での使用は向いていませんが、工場内の問題解決に使えるかもしれない!という場合は、お気軽にお問合せください。ご相談、サンプルのご依頼などもお待ちしております^^

⇒ウレタンゲル製品に対するお問い合わせ・サンプルのご請求はコチラ!

 

まとめ

いかがでしたか?
食品に触れる可能性のあるものは、食品の安全性を守るためにも、その器具や容器がどのような食品(液体・固体など)に使用されるか、またどのような物質でできているかなどをきちんと確認することが必要になります。
心配な場合はメーカーや分析機構に問い合わせをしてみるとよいでしょう。

 

参考・食品衛生研究所|容器包装規格試験
http://www.n-shokuei.jp/houjin/laboratory/item/rikagaku_youki.html

 

 

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

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