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食品工場における新入社員の教育

こんにちは!エクシールの清水です。
先日、初めて神前式に参加してきました。一つ一つの流れがとても新鮮で、参列しているこちらまで凛とした緊張感に包まれていました。今は人前式を行う人が多いので、貴重な体験ができて良かったなぁと思います!

 

現在、4月に入社した新入社員を研修等で教育している企業が多いと思います。しかし新入社員は、ほぼ衛生管理に関する知識がありません。知識不足による異物混入を防ぐために、気を付けたいポイントと教育方法を早速チェックしていきましょう!

 

※2017年8月29日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年5月27日に再度公開しました。

 

個人衛生について

異物混入というと別の場所から異物が製品に混入したという印象を受ける新入社員もいます。外部から混入しないよう伝えていくのももちろんですが、自分自身が異物混入の直接原因になりかねないということもしっかり伝えましょう。

個人衛生に関して伝えるべきことが2点あります。

①髪の毛や身の回り品からの混入の可能性

髪の毛は1日50本~100本ほど抜けるといわれています。毎朝必ず髪の毛に櫛を通して、寝ている間に抜けた髪の毛を落としてから出勤することを徹底させましょう。また長い爪や、付け爪、アクセサリー類なども異物になりえるので、工場内には持ち込まないように伝えましょう。

毛髪混入対策の基本!「持ち込まない」「落とさない」とは

毛髪混入対策の基本3原則!「留めない(取り除く)」とは

②手洗いの重要性

食品工場で重要視されるのは、必ずきれいに手を洗うことです。「手洗いくらい普段からやっているから大丈夫」と思う新入社員はたくさんいます。ですが手洗いのルールをしっかり伝えて、その通りに洗うことを徹底します。製品の出来上がりから消費者の元へ届くまでに時間がかかるので、手から菌が製品に移動した場合、口に入るまでに増殖してしまう可能性があることをしっかり伝えましょう。

食品工場における手洗いマニュアル|正しい衛生管理で食品を取り扱おう!

衛生管理教育は、入社後1カ月程度から開催するのがよいと思われます。数か月に1回など期間を設けて、抜き打ちで衛生チェックを行うのも良いですね。

 

工場内でのルール

工場に入るまで、どのような手順を踏むのかをしっかり把握させることが大切です。
更衣室で気を付けるべき事や、作業着に着替えたら粘着ローラーでゴミを取り、エアシャワーを浴びることなど見本を見せながら教えます。どの工程でどんな効果が得られるのかも一緒に伝えると、しっかりと意味を持ったルールだということが分かります。

工場での入退場ルールを設定しよう!【総集編】

 

過去に起こった事例・クレーム

自社でどのような事例があったかや、どんなクレームが起きたかを伝え、異物混入への危機感を持たせます。また、その時にどのような対応をしたのか伝えると、実際に起こった時も対応がスムーズになります。
少しでも変わったことがあったら、上司に連絡するように教えましょう。

 

新入社員の訓練方法

では上記のような教育や、仕事内容についての訓練は具体的にどのように行うと良いでしょうか。ここではTWI(Trading within Industry)という手法をご紹介します。大きく分けて4ステップあります。

①その気にさせる

→なぜそうなるのかを説明し、理解させてその気にさせる。

緊張をほぐし、不安を取り除くように「あなたなら大丈夫」「誰もが最初は新人」だと伝えます。なぜこの仕事が大切であるか、この仕事の目的は何かを話して、仕事に対する意識づけを行います。

 

②作業をやって見せ、説明する

→実際に作業をして見せ、ポイントを教える。

実際にポイントを説明しながら、いつもよりゆっくり作業をやって見せます。始めに全体の流れを、その後個別の作業について説明すると理解が深まりやすくなります。やって見せる際は、左右間違えて覚えないようにするため、必ず横に並んで行いましょう。
最後に質問がないかを確認します。しかし初めてやる仕事ですので、わからないところすらわからない…という気持ちになっているかもしれません。そのためこちらから質問をして理解できているか確認すると良いでしょう。

 

③やらせてみる

→手順を教えたあと、実際にやらせてみる。

手順を教えたら、一人で作業をやらせてみましょう。このとき、教えたポイントを復唱しながらやらせると理解の程度がわかります。数回繰り返しやらせてみて、しっかり理解できるようにしましょう。
また自分でやってみてわからなかったことが無いかを確認します。実際の作業中にわからないことが起きたら誰に聞けばよいのかも併せて確認し、名前だけでなく必ず顔まで確認しておくと良いでしょう。

 

④教えた後にフォローする

→教えた結果を評価し、指導する(ほめる)

 

時々仕事ぶりを見に行きましょう。しっかりできていれば褒めて、もし間違っていたら叱るのではなく優しく声をかけて再度教えます。「なんで教えたのにできてないの?」などということは信頼関係を崩してしまうため、絶対に言ってはいけません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。従業員教育といっても新人なのか中途なのか、またゆとり世代・さとり世代など、どれくらいの年齢なのかによってもできるだけ教育方法を変えていく方が良いと思います。すべての人に対応するのは難しいですが、できる限り幅広い社員にあわせて教育ができると良いですね。

 

◇参考サイト
https://haccp.shokusan.or.jp/wp-content/uploads/2016/02/h25manual_2_6.pdf

 

 

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清水 まり

ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。

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