*

汚染されやすい箇所No.1!?食品工場のドアノブ・取っ手の衛生対策

こんにちは!
長い長いGWが終わりましたが、この一週間で気温がぐっと上がって、連休の後半は暑いくらいでしたね^^;
日差しが強すぎて、日光に当たった肌が痛かった昨年の夏が思い起こされて、今から心配な鈴木です。

さて、今回の記事ですが、「汚染されやすい箇所No.1!?」と題しまして、食品工場や製薬工場などにおける衛生管理で是非注目してもらいたい「ドアノブ・取っ手の衛生管理」についてご紹介していきたいと思います。
クリーンエリアの気密性や材料の保管、汚染度ごとのゾーニングなどのために、工場に欠かせない仕切りや扉。その取っ手やドアノブは、実は食中毒菌や汚れに汚染されやすい箇所でもあります。
食品工場ではどのような形式のドアが向いているのか、またドアノブや取っ手の清掃方法はどのようにしたらよいのかを、一つ一つ簡単に見ていきましょう。

 

なぜドアノブが汚染されやすいのか?

どうしてドアノブや取っ手が汚染されやすいのか、その理由は「不特定多数の従業員が直接手を触れる」からです。
同じ理由で電気のスイッチや、食品工場では冷蔵庫の取っ手水道の蛇口なども、汚染されやすい箇所と言えます。

手袋をしていたとしても同じです。工場内で作業をしていれば、手に何も触れないということはありません。そんな従業員も、手洗いをしたばかりの従業員も同じように同じドアのノブを触れば、せっかくした手洗いの意味がなくなってしまうことは予想できますよね。

消費者の口に入るものを生産する食品業界は特に注意が必要です。
何百人と従業員がいる中で、たった一人ノロウイルスを持っている従業員がいたとして、その一人が触ったドアノブから、他の従業員の手へと汚染が移り、食品に混入してしまう可能性もあるのです。

 

ドアノブから汚染を広げないようにするには?

ドアノブを介して汚染を広げないポイントは、

清掃をしっかり行う
②ドアノブに触れなくてもよい工夫を作る
③従業員に「ドアノブは汚れている」という意識を持たせる

事です。
次の項目から、一つずつ見ていきたいと思います。

 

清掃をしっかり行う

たくさんの人が触れる箇所だからこそ、清掃をしっかり行わないと付着した細菌が増え、より汚染がひどくなってしまいます。
一日に複数回、頻度と担当者を決めてドアノブや冷蔵庫の取っ手などはしっかり清掃・除菌を行いましょう。

清掃の仕方

1.薄めた洗剤を含ませたダスターでドアノブや冷蔵庫の取っ手などを拭く
2.かたく絞ったダスターで水拭きする
3.乾いたダスターにアルコール製剤を噴霧し、拭き上げる

この時注意する点として、
アルコール製剤は水分が残っていると効果が半減してしまうため、2.の水ぶきの段階で余分な水分はしっかりとふき取っておきましょう。

 

ドアノブに触れなくてもよい工夫を作る

手洗い後、手をふくのに使った使い捨てのペーパータオルを捨てずに、そのペーパーでドアノブを包み、直接手を触れないようにして扉を開け、作業場側に出てから捨てる、など、ドアノブを手で触らないような工夫があると、ドアノブの汚染やドアノブからの汚染をかなり軽減することが出来ます。

また、こういったドアノブからの汚染を対策するといった点では、ドアのタイプを「スライドドア」や「スイングドア」にするといった方法も効果的です。

スライドドアは、その名の通り横にスライドさせる形式のドアで、持ち手の部分を肘で開けられるタイプがあります。
スイングドア(スウィングドア)は、押して開け通過した後、スプリングで自動的にドアが閉まる形式のドアです。このタイプなら、ドアノブ(取っ手)事態を取り去ってしまって肘で開けるようにすると便利です。

ドアを変更する場合はコストもかかりますが、ノブを回して開けるタイプのドアと比べ明けやすく衛生的というメリットもあるので、一度検討してみるとよいでしょう。
その際、スライド式にする場合はレールが下ではなく上についているものだと、ドアの外と中で地面が滑らかにつながり、ゴミがたまりにくく清掃しやすいため便利です。

ちなみに、この工夫は水道の蛇口にも応用できます。
蛇口の部分を肘で開ける用のハンドルに取り換えることで、蛇口を触れずに水を出したり止めたりすることが出来ます。このハンドルはホームセンターや水道機器の販売店で入手でき、コストも大きなものではないため、蛇口の衛生管理を考えている方におススメです。

 

「ドアノブは汚れている」という意識を常に持つ

ご紹介してきた通り、不特定多数が触れるドアノブや取っ手は「キレイじゃない」ということは、従業員全員が常に意識している必要があります。
ドアや蛇口の変更など、工夫をすることはできますが、すべてのドアを変更できるわけではないし、冷蔵庫や機器の取っ手など、全てが触れずに済むようになるわけでもありません。

働くスタッフには「ドアノブや取っ手は汚れているもの」としっかり理解してもらい、例えば、冷蔵庫を開けるために取っ手を触ったら、直接食品に触れる前に必ず手洗いをする、といったようなルールを決めるとよいと思います。

 

ドアだけでなく床の衛生管理も

ここまでの説明で、工場内のドアにはいろんな対策や工夫が必要といった点をご紹介してきました。
汚染度をエリア分けするゾーニングとしても重要な仕切りであるドア付近は、手元だけでななく、足元ももちろん、きちんと対策する必要があります。
ステップマットなどの粘着マットを設置して、足元からの汚染の移動もしっかり防ぎましょう。

めくらずごみの出ない、手入れも簡単な「ステップマット」は、以下の記事でも詳しく紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね!

ステップマットでできる床からの異物対策

 

まとめ

いかがでしたか?
ドアや冷蔵庫の取っ手やノブ、持ち手は、不特定多数の従業員が触れる機会が多いため、しっかり対策しないと汚れや細菌などの「汚染」が広がる原因になってしまいます。
汚染を防ぐためにも、まずは働く従業員さんたちにしっかり理解をしてもらい、自社に合った対策やルール設定をしていきましょう。

 

 

The following two tabs change content below.

鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • youtube
  • feedly
  • livedoor
  • rss
佐賀の油流出事故を対岸の火事にしないために!水害時の企業対策について考えよう

こんにちは!9月も半ばに近づいてきましたが残暑が厳しいですね。 先月

コーシャ認証とは?|制限があっても安心して食べられる!ユダヤ教徒のための認証制度

こんにちは!エクシールの今井です(^^)/ 先日、友人宅でギターを教

食品工場で使用する機械・設備はどんなものを選ぶと良い?

こんにちは!エクシールの清水です。 先日、会社の人とBBQをしました。

フードセーフティジャパンってどんな展示会?|食品工場の衛生管理

残暑が厳しい一方、九州では大雨の被害が相次いでおり、被害にあわれた方の

ハラール認証とは?|制限があっても安心して食べられる!イスラム教徒のための認証制度

おひさしぶりです。エクシールの今井です。長期間更新ができず、申し訳ござ