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手洗い用シンクは雑菌の宝庫!?正しく管理して二次汚染を防ごう!

こんにちは!先日九州へ旅行に行ってきまして、計6杯のラーメンを食べてきました。ラーメン大好き鈴木です。日本のラーメン文化って素敵ですよね。

さて、今回ご紹介するのは、食品工場内における手洗い用シンクの清掃・洗浄についてです。
表題にもありますように、きちんと清掃をしないと、手洗い用のシンクは雑菌の宝庫と化してしまいます。近年は特に異物混入や衛生管理など、食の安全について社会からの関心が高まってきています。
この記事をヒントにして、工場内の衛生管理のルールをチェックしてみてはいかがでしょうか?

手洗い用シンクは雑菌の宝庫!調理用シンクとの併用はNG!

私たちの手や体にはたくさんの常在菌という雑菌が潜んでいます。
それが食品などに付着すると、毒素を出しながら増殖し、この毒素によって食中毒などを引き起こしてしまいます。これを防ぐためにも食品工場では衛生管理が重要視されており、作業前の手洗いも大切な工程です。
しかし、手をきれいにするための手洗い場は、洗浄後の「清潔」と洗い流された「汚れ」が混在する場所でもあるのです。
更に、水場は雑菌が繁殖しやすい場所のため、きちんと管理しないと、食中毒などの思わぬ食品事故にもつながる大事になりかねません。

文部科学省のHPで紹介されている「調理場における洗浄・消毒マニュアル」には、手洗い後のシンクにブラックライトを当てて見ると、シンクの中や、シンクの外にまで汚れが飛び散っていることが紹介されています。

▼参考:調理場における洗浄・消毒マニュアル|文部科学省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2010/05/25/1292018_05.pdf

 

 

このように、手を清潔にするためのシンクが汚染されていたら、手洗いをしているつもりが跳ね返った水などで二次汚染を引き起こしていた・・・なんてことにもなりかねません。
同じ理由から、野菜などの食品を洗浄する「調理用シンク」と手洗い用シンクは、別のものを使うことが望ましいとされています。理由はもちろん、手洗いによってシンクに付着した菌が、野菜などに付着し混入する恐れがあるからです。

また、シンクには、手から洗い流された菌だけでなく、石鹸の残りや水垢などの汚れも付着しており、これらには雑菌が繁殖しやすいので、しっかり清掃することが必要です。

 

手洗い用シンクの洗浄マニュアル

この項目では手洗い用シンクの洗浄・消毒方法をご紹介します。正しく守って効果のある洗浄・除菌を行っていきましょう。

 

手洗いシンクの洗浄・消毒

  • スポンジたわしに中性洗剤をつけてシンクをよく洗浄する
  • 排水口やオーバーフロー周辺は、ブラシでよくこすり洗いをする
  • 蛇口を裏側までスポンジで清掃する。接合部分など細かいところはブラシを使う
  • 流水でよくすすぎ、洗い流す
  • 水分をペーパータオルまたはダスター等で十分にふき取る
  • 取手をアルコールで浸したペーパータオルで拭き、消毒する

 

爪ブラシの洗浄・消毒

  • 洗剤を用いてもみ洗いする
  • 流水で洗剤を洗い流す
  • 次亜塩素酸ナトリウム200ppm溶液に5分程度浸す
  • 流水でよくすすぎ、ホルダーにかけ乾燥させる

 

次の項目では洗浄においてのポイントを説明していきます。

 

手洗い用シンクの洗浄のポイント

手洗い用シンクの洗浄において大切なのは、「石鹸で手を洗っているだけだから・・・」と思わず、前項目で説明したように「シンクは汚れている」ことを意識することです。
手の汚れや水垢だけでなく、洗剤や石鹸の残りも雑菌にとって栄養分になってしまいます。洗浄の際には、こういった「洗い残し」のないよう、しっかり水で洗い流すことが大切です。

また、蛇口の周辺は汚い状態や濡れた状態の手で触ることが多いため、石鹸やしずくが細部にたまりやすい、雑菌が繁殖しやすい箇所になります。
蛇口の下の部分は特に汚れがたまりやすいので、しっかり洗浄するよう心がけましょう。

 

洗浄の頻度について

手洗い用シンクや爪ブラシは毎日必ず頻繁に使うものなので、毎日の清掃・消毒が望ましいです。
爪ブラシについては、従業員がすべて同じものを使うのは衛生的ではないため、理想は一人当たり複数個用意し、当日一度使用したものは洗浄・消毒するまで同じものを使わないことが望ましいでしょう。

 

手を触れない手洗い場

ノータッチで使用できるオートディスペンサーと呼ばれる機器もあります。これらは、蛇口を触らなくても、かざすだけで水やせっけん液を出してくれるセンサー感知タイプのもので、お店などでも見たことのある方は多いのではないでしょうか。
このタイプの利点は、汚れた手や濡れた手で機器やタオルを触る必要がないため、二次汚染のリスクを減らすことができることです。従業員が多く手洗い場を頻繁に使うような場合は、導入を検討してみるのもよいでしょう。

洗った後はタオルで手をふくのではなく、使い捨てのペーパータオルが望ましいでしょう。
また、ペーパータオルを使わず風で乾かすエアータオルもありますが、手洗いが不十分ですと、水滴と一緒に菌をまき散らしてしまうという意見もあります。ただし、殺菌灯を取り付けて乾燥と同時に紫外線による滅菌を行うものや、アルコール噴霧を行うものなどがあるようですので、導入の際は一つのポイントにしてみてはいかがでしょうか。

ただし、その場合でも機器の洗浄・メンテナンスはきちんと行うことは前提ですよ!

 

 

まとめ

いかがでしたか?
手洗い・うがいなどは工場の中だけでなく家庭でも大切にされていることではありますが、そこで利用するシンクが汚れていては「衛生」的な対策のはずが「不衛生」になってしまう恐れもあります。
しっかりとした手洗いと、手洗い場の洗浄・消毒で、より安心安全な製品づくりを目指しましょう。

 

▼正しい手洗いの方法・マニュアルについての詳しい記事もございます。こちらをチェック!

食品工場における手洗いマニュアル|正しい衛生管理で食品を取り扱おう!

 

参考:
手洗い場の洗浄|洗浄科学研究所 http://kikulon-pro.com/operation/foodmarket/hand_wash_facilities/
調理場における洗浄・消毒マニュアル|文部科学省

 

 

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

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