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工場の品質管理が頭を抱える「錆(サビ)対策」のポイント

こんにちは!先日、ニュースで2100年の日本の夏の気温が、沖縄県以外で40度を軽く超えてくるという予測を聞き、沖縄が一番涼しいってどういう事!?と、暑いのに震えが止まらない鈴木です。
まだ80年も後のことだから…となるのではなく、今のうちからできることは何かを考えていく必要がありますね。
問題が起こってからではなく、起こる前から未然に防ぐ対策を施していく…製造工場の異物混入対策と同じですよね、…と、うまく話題につなげたところで。

今回の記事では異物混入対策とも関連深い「錆(サビ)」についてお話していきます。

 

実は金属異物の中の錆が占める割合は多い!

イカリ消毒(株)LC環境分析センターの調べによると、2007~2010年の調査における金属異物の中で最も多いのは鉄であり、そのほとんどをサビが占めているようです。
食品を製造している工場では、製造機器のネジやパーツがサビによって脆くなり、食品の中に混入してしまうことが考えられます。また、機械の塗装に傷がついてしまったところにサビが発生し、サビによって浮いた塗料が浮きサビとなり、剥がれて落下してしまうこともあるそうです。
工場の品質管理・衛生管理を行う立場からしても、サビは天敵なのです。

 

今すぐできるサビ対策のポイント

ここからは、工場内で問題になってくるサビに対する対策とそのポイントについてご紹介していきます。

 1.サビにくい環境を作る・サビやすい箇所を知る

海風に当たるとサビやすい、と聞いたことがあると思いますが、塩分や水分(湿度)が多くある環境では金属はサビやすくなります。屋外は特に注意が必要です。また、サビるという現象は、金属が酸素と反応することで起きますので、塩分や水分を遮断しても、金属と空気が触れている以上はゆっくり酸化が起こっていくことにも注意です。
機械に使われている金属は多くの場合、メッキや塗装などによって表面にサビにくくする加工がされていますが、表面が傷ついて加工部分がはがれると、そこからサビが出やすくなります。

対策としては、湿度管理、器機に付着した汚れの清掃、これは食品と接触する内側だけではなく、外側も重要です。積もったホコリは空気中の湿気を吸収し含むので、サビやすくなります。日々の清掃でも注意しましょう。

 2.日常的にサビている箇所がないかチェックする

日々の清掃において、すでにサビが出てしまっている箇所がないかチェックすることも、サビの異物混入を未然に防ぐうえでとても大切です。前の項目でご説明した通り、環境を変えるだけではサビの発生を完全に防ぐことは不可能です。
工場の中でサビが発生した場合は、その近辺はサビが起こりやすい環境にあるということを知ることにもつながります。そのような個所は、対策後も特に注意して観察する必要があるでしょう。

 3.サビやすいものの持ち込みを制限する

これは金属そのものの混入対策としても言われていることですが、サビやすいもの、異物になりやすいものの使用をやめ、破損しにくい・異物になりにくい器具やアイテムを使用することで異物混入を予防することができます。
ヘアピンクリップなど、ふとした時に落下して異物混入となるだけでなく、機械に引っかかっていてそこからサビが広がっていく…ということにもなりかねません。
細かいことではありますが、安全で品質の良いものを生産していくためにも、使用している備品や持ち込み物に異物混入のリスクがないか、しっかりチェックする必要があります。

 4.定期的に機器やパーツのメンテナンスを行う

工場内でサビが発生している機器がある場合、それを放置しておかない方が良いということは言うまでもありません。
定期的に機械のメンテナンスを行うことで、機械内部までチェックする機会を設けましょう。また、劣化した機械や部品は交換を行います。
また、壁や手すりなどにはサビを防止する塗料を塗ることも効果的です。

 

製造機器のメンテナンス時に注意すること

サビが発生していたり、劣化した機器を交換したりなどのメンテナンス時に出たサビやホコリが残り、再稼働したときに混入してしまうことがあります。
そのため、メンテナンスや機器の交換の際にはあたりにホコリが漏れない工夫を施し、メンテナンス後は清掃を行うことが必要です。

 

NSF H1グレード、NSF 3Hグレードとは?

NSFとは食品機械用潤滑油のことです。万一商品に混入して食べられたとしても極力健康に影響を与えないものとして定められている規格になります。
その中でもNSF H1規格は「食品との偶発的接触が許諾される」もの、NSF 3H規格は「植物由来の食用油脂と食品添加物から作られる、直接食品に接触する箇所でも使用できる」グレードとなっています。

食品工場での使用も安心なNSF規格の防錆剤などもありますので、食品を扱うエリアでサビの対策をする場合は一つの目安としてみるとよいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
機械化の進む現代の工場では、今後もサビ問題は切っても切れない関係となります。
日々のチェックを徹底して、サビによる異物混入や品質低下をなくしていきましょう。

 

 

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!

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