抗菌・除菌・殺菌・滅菌の違いとは?|食品工場の衛生管理

こんにちは!エクシールの藤吉です。
今回の記事では、「抗菌・除菌・殺菌・滅菌の違い」について、お話ししたいと思います。

※本記事は、2019年9月19日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。

抗菌・除菌・殺菌・滅菌の違いは?

「抗菌」「除菌」「殺菌」「滅菌」。衛生管理のグッズを見ていてよく見かける言葉ですが、こういった言葉の違いはなんでしょうか?

それぞれの言葉の意味としては次のようになります。

抗菌

抗菌とは「菌の増殖を抑制すること」を意味し、菌の住みにくい環境をあらかじめ作ることを言います。
殺菌や除菌などとは異なり、直接菌を殺したり取り除いたりする効果ではなく、菌の増殖を抑制したり、阻害したりする効果があります。菌の種類やどの程度の効果が必要であるかは定義されていません。
よく見る抗菌効果が付加されたグッズの一例として、便座や洗浄スポンジ、ゴム手袋などが挙げられます。

 

除菌

除菌とは「菌を取り除き減少させること」を意味します。
こちらも菌の種類やどの程度減少させるかは定義がされていないため、すべての菌を取り除く意味ではないことに注意が必要です。例えば手洗いで菌を洗い流すことも「除菌」に入ります。
殺菌(菌を殺す)も除菌に含まれますが、医薬品や医薬部外品にしか使えない表現ですので、アルコールスプレーや清掃用クロスなど、医薬品や医薬部外品以外の商品ではこの「除菌」という表現が使われます。

 

殺菌

殺菌とは言葉の通り「病原性や有害性を有する菌を死滅させる(殺す)こと」を意味します。
ただし、特に菌の種類や殺す数などは指定がなく、すべての菌を殺さなくても数が減れば殺菌と言えます。また、ある特定の菌にしか効果がなくても、その菌が減っただけでも殺菌となります。
殺菌は、医薬品や医薬部外品に使える表現で、市販薬や薬用せっけんなどのパッケージで使われることが多いようです。

 

滅菌

滅菌とは「増殖性を持つあらゆる微生物を「完全に」除去または死滅させること」を意味します。
殺菌や除菌、抗菌と異なり、滅菌を行うということはすべての種類の菌を殺菌するため、とても強力なものです。
病院での手術器具や注射には滅菌が必要とされます。

 

最後に、その他似たような員の種類を2つご紹介します。

静菌

静菌とは「菌の活動を停止、または低下して増殖を抑えること」を意味します。
日常的に細菌作用しているのは、食材を冷蔵庫で保管することです。菌は、人の体温レベルになると大量に増殖するため、低温にすることによって一定の菌の活動を抑制し、食品を長期的に保存することができます。

消毒

消毒とは「病原性のある微生物を、害のない程度まで減らすこと」を意味します。
これに関しては、菌を「減らすこと」が定義となっているので、必ずしも菌を殺す必要はありません。殺さずに病原性を失わせたり、取り除いたりすることも含まれます。

衛生管理における抗菌・除菌・殺菌・滅菌

前項目でご紹介したように、抗菌や除菌、殺菌は害を及ぼすとされる菌や微生物を殺したり取り除いたりする意味を持っており、様々な方法や効果を持つ薬品があります。
しかし、食品工場ではその中でも食品の風味を落とさない方法誤って食品に混入しても人体に影響を及ぼさないような方法・薬剤で殺菌や消毒を行う必要があります。

例えば殺菌方法では、加熱殺菌や高圧殺菌、消毒剤除菌剤ではアルコールなどが挙げられます。
また、対処したい菌やウイルスは主に食中毒になるようなものが対象になるので、それらに効果のある除菌方法や殺菌・滅菌方法、使用器具の抗菌効果をしっかり確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
工場内で注意すべき菌の種類をしっかりと把握し、今の消毒方法が本当にその菌に効果があるかどうか、一度確認してみてはいかがでしょうか?

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藤吉きらら

ウレタンゲルという柔らかい素材を活かした商品を開発している株式会社エクシールに勤めています。仕事をしていく上で、挨拶・笑顔は大切だと思います。日常生活でこれからも心掛けていきたいです。動物が好きです!

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