食品リサイクル法とは?|食品ロスを減らそう

こんにちは!エクシールの清水です。
先日育休に入っている先輩方と食事に行きました。お休みに入られてから中々会うことができないので、久しぶりにたくさん話せてとっても楽しかったです!!!

 

さて、今回の内容は【食品リサイクル法】についてです。
食品ロスによって廃棄されてしまう量を減らしていくために設けられた法律ですが、具体的にはどのような取り決めがされているのでしょうか。早速本記事で見ていきましょう。

 

食品ロスとは

食品ロス(フードロス)とは、本来食べられる食料が捨てられてしまうことです。
例えば次のようなものがあります。

 

・形が崩れたり、大きさが不十分であったりと規格外の加工食品
・賞味期限切れの加工食品
・家庭や飲食店での食べ残し …など

 

農林水産省の調べによると平成28年度の食品廃棄物等(有価物や不可食部分を含む)は約2,759万トン、このうち食品ロスの量は約643万トンであったと言われ、そのうち352万トンが食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業によるもので、食品製造業と外食産業で77%を占めています。

 

 

食品リサイクル法とは

食品リサイクル法は、食品廃棄物の発生抑制と減量の目的があります。また発生した食品廃棄物を肥料や飼料などの原材料として再生利用する目的もあります。
2001年5月に施行され、直近では2019年7月に改正されました。食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業など、食品に関わる業種別に目標を定めています。

 

基本方針は次の3つです。

①食品循環資源の再生利用

食品循環資源とは「食品廃棄物であって、飼料・肥料等の原材料となるなど有用なもの」と食品リサイクル法にて定義されています。

この食品循環資源を飼料や肥料、菌床としての利用を優先的に進めるとともに、炭化を経て製造される燃料や還元剤、油脂製品、エタノール・メタンとして利用します。
また食品循環資源の再生利用等を徹底させるため、必要な資金を確保するとともに、国による食品関連事業者や再生利用事業者への継続的な広報活動や指導を実施します。

 

②食品循環資源の再生利用等の実施に関する目標

食品関連事業者は主務大臣が定める食品循環資源の再生利用等の実施に関する目標に従って再生利用等に取り組みます。この目標は前項で既述したように、業種別に定められています。

食品関連事業者の中でも、多量に食品廃棄物を発生させる事業者は、毎年発生量や取り組み状況を主務大臣に報告しなければなりません。これに対し、主務大臣は指導や助言を行ったり、必要な場合は勧告や公表を行うこともできます。

 

令和元年7月12日に改正された内容では、食品ロスについてSDGs(持続可能な開発目標)を踏まえて、2030年度を目標年次として、サプライチェーン全体で2000年度の半減とする目標を新たに設定しました。

また業種ごとの再生利用等実施率目標(2024年度まで)は次のように設定されています。

・食品製造業:95%
・食品卸売業:75%
・食品小売業:60%
・外食産業 :50%

 

③食品循環資源の再生利用等を促進するための措置

☑食品関連事業者への指導等

国や市町村による食品関連事業者や多量排出事業者への積極的な指導・助言を実施します。

 

☑登録再生利用事業者の育成等

再生利用事業者とは食品廃棄物の肥料・飼料化を行う事業者のことです。平成28年3月末時点で178事業者が登録されています。

この事業者の登録制度を設けることで委託による再生利用を促進し、登録事業者の中で優良な事業者を自主的に認定する取り組みを行います。

 

☑再生利用の環境整備

廃棄物系バイオマス利活用のための施設整備の促進を行ったり、食品関連事業者による農畜水産物等の利用の確保までを含んだ再生利用事業計画を作成し、認定を受ける仕組みを設けることによって、計画的な再生利用を促進します。

 

 

再生利用実施率の計算方法

第2項で既述したように、毎年その年度の再生利用等実施率目標が事業者ごとに定められています。
計算式は以下の通りです。

再生利用実施率=その年度の(発生抑制量+再生利用量+熱回収量×0.95+減量量)÷その年度の(発生抑制量+発生量)

※熱回収については省令で定められている「熱回収の基準」満たす場合のみ算入可。
※食品廃棄物の残さ(灰分に相当)率5%程度を考慮し、0.95を乗算する。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。食品メーカーやスーパーなどから出る食品廃棄物を有効利用するために制定された法律ですが、平成20年度と平成29年度の再生利用等実施率を比較すると食品産業全体で79%から84%へと増加しています。中でも外食産業の伸びが大きいのですが、まだまだ目標の数値に達していないのが現状です。
食品ロスを減らし、また出た廃棄物をリサイクルしていって、環境に優しい取り組みをしていきましょう!

 

 

◇参考サイト
・農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokusan/recycle/h30_5/attach/pdf/index-6.pdf
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syokuhin/s_about/pdf/data1.pdf
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syokuhin/s_info/saiseiriyo_mokuhyou.html
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syokuhin/attach/pdf/kouhyou-11.pdf

・関東農政局
http://www.maff.go.jp/kanto/syokuryou/syokuhin/osirase/attach/pdf/syokurikaisei2020-1.pdf

 

 

The following two tabs change content below.

清水 まり

ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket