食品工場での監視カメラ|目的と機能について

こんにちは、エクシールの鷲見です。

今回は食品工場での監視カメラについてお話ししたいと思います。
防犯目的として使用される監視カメラですが、実は製造現場では他の用途としても使用されます。

食品工場での監視カメラの役割

従業員の意識向上

従業員の業務に対する意識の向上を目的として使用します。

例えば、毎日のルーティーンである手洗いやローラーがけなどの手順は、正しくやっているつもりでも慣れてしまうと簡略化されがちです。

カメラの設置によって適切な方法で作業を行えているかを責任者が確認できると同時に、従業員自身も常に見られているという意識が高まり責任感を持って取り組むことに繋がります。

事故発生時の原因分析

異物混入などの食品事故が発生した場合の分析として使用します。

ロットから日にち時間を特定しその時の様子を確認することで、どの作業工程で混入してしまったのか、作業内容に異変はなかったのかなどといった原因を突き止め改善につなげることができます。

全てが映像として残るため、確実な判断材料となる点がメリットです。

細部まで拡大をして確認をしたい場合、カメラの画素数は200万画素以上あると安心です。精度の高いカメラを使用するためには配線や表示するモニター、データ保存のためのレコーダにも高いスペックが求められるため、コストがかかります。

作業効率の向上

監視カメラのメリットは全体の様子を見ることができる点です。全工程の流れを確認することで作業や移動のムダや、作業者の労働状況などを見直すことができるため、業務改善に繋がります。

監視カメラの機能

監視カメラにも様々な種類があるため、用途に応じた物を選ぶことが大切です。

形状

監視カメラは主にボックス型とドーム型の2種類に分けられます。
ボックス型はピンポイントでの、ドーム型は広範囲での撮影に向いています。

画素数

カメラの画質は重要な選定ポイントの一つですね。

画素数が高ければそれだけ鮮明に映りますが、その分その他の備品もそれに見合ったスペックのものが必要となります。

画素数が50万程度ではぼやけている印象が強く、人の判別やラベルなどの表記を確認するのは難しいです。人の判別ができ作業の様子が引きで分かるようにしたいのであれば100万程度、手元やラベルなどを拡大して細部まで確認したいのであれば200万以上が必要になります。

赤外線照明

照明がついたものは暗所でも撮影が可能です。夜間に不審者の侵入があったとしても判別ができ、工場が稼働していな夜間に害虫やネズミなどが活動していた場合カメラに収めることも可能です。

防水・防塵機能

濡れやすい洗浄時や作業工程の中で粉末が舞ってしまう場所では外的に強いものを選ぶと安心です。

集音機能

中には音声も拾う機能が搭載されているものあります。カメラのフレーム外での出来事でも音声から状況を知ることができる点がメリットです。しかし、会話が聞かれているのではないかと不安に感じる方もいるため、プライバシーを考慮し設置する場合は音声録音の必要性を明示することが重要です。

ネットワーク

最近では、カメラで撮影した情報をリアルタイムで確認できるネットワークカメラが増えてきました。アナログカメラに比べると画質が良く、クラウドシステムに連携した場合はより長期間のデータを保存できる点が特徴です。

まとめ

セキュリティ対策として必要な防犯カメラも使い方次第で様々な役割を発揮します。

ただ、監視カメラは作業の様子を常に撮影することになるため、設置の目的と管理方法を明確にして従業員の理解を得る必要があります。また、プライバシーにも関わるため管理者を必ず定めること、設置場所をよく考えて決めることが大切です。

 

〈参考〉
株式会社トリニティー:https://www.yokohama-trinity.com/
日本ホールシステム株式会社:https://www.nh-system.co.jp/

The following two tabs change content below.

鷲見まいか

ポリウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事をする中で得た知識や経験を通して、食品業界で働く皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります!大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket