GAP(ギャップ)における5本の柱の取り組み方~後編~

 

 

新年あけましておめでとうございます!エクシールの今井です(^^)/

年末年始の休みもあっという間に終わりました!
気持ちを新たに、今年も頑張ります!

本年もよろしくお願いいたします(^^)/

本日は、前回のGAPにおける5本の柱の取り組み方後編です!

 

GAPにおける5つの柱に取り組むメリット

GAPでできることは、農業に関するリスクを低減することです。

具体的には以下のような手順を繰り返します。

  1. あらゆるリスクの危害要因を特定
  2. それらに対する対応策を決定
  3. 対応策を実行
  4. 効果を検証し、必要に応じて対応策を修正する

 

この手順を繰り返すことで、以下のリスクを低減することができます。

・異物混入や不適切な農薬使用など、食品安全に関するリスク

・ドリフト被害や廃棄物などによる汚染など、環境保全に関するリスク

・農機具による事故や農薬散布時による中毒など、労働安全に関するリスク

・従業員の離職やリコールなど、農業経営に関するリスク   など

 

こうして文章を見るとなんとなく難しい感じがしますが、簡単に言うと以下のような変化が起こります。

・ルールができたので作業を迷わなくなった

・安全性を立証できるので新たな取引先を作るときの成約率が高くなった

・過度な残業が減り働きやすくなった

・栽培方法が一元化され、以前より生産コストが削減された

 

GAPに取り組むことは、消費者だけでなく生産者側にも大きなメリットがあることが分かりますね。

 

GAPにおける5本の柱の取り組み方

5本の柱に取り組むことで、上記のようなメリットがあることがわかりました。

では、実際に「食品安全」「環境保全」「労働安全」「人権保護」「農場経営管理」とは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

詳しく説明していきます。

本日は後編です。「人権保護」「農場経営管理」について話していきます。

④人権保護

人種や宗教による差別や過剰労働があれば、職場の人間関係も劣悪になります。

従業員の人権を保護し、職場の環境を働きやすいように改善します。

・休憩場所・休憩時間の確保

・性別・国籍・出身地・宗教による差別行為の禁止

・過剰労働の軽減

・雇用契約書の締結

・就業規則の作成

・社会保険・労災保険への加入   など

 

農林水産省「これから始めるGAP」より引用 http://gap.maff.go.jp/files/starting_gap.pdf

 

農業現場従事者の基本的人権を守るためのルール作りを行い、実施します。

 

人権というと大きなくくりに聞こえますが、たとえば、雇用契約書の作成があります。

「会社でもないのに必要なの?」と思うかもしれませんね。労働基準法では、入社時に雇用契約書を作成することを義務付けていません。しかし、多くの組織では雇用契約書を作成しています。これは、雇用側と従業員の間でトラブルの発生を避けるためです。

雇用時に「こう言った」「言わなかった」というトラブルの発生を避けるために初めに書類として残しておくことで人権を保護することにつながります。

 

 

⑤農場経営管理

高齢化や人口減少が進んでいる現在、農業経営の持続は大きな課題となっています。

また、次世代に技術を受け継いでいくためにも、農業経営に関する取り組みが大切です。

 

・農場マップの作成

・指揮命令系統の確立

・教育訓練の実施

・作業・活動の記録

・運営上必要な情報の記録

・外部委託者の監視

・クレーム対応の手順と記録   など

 

農林水産省「これから始めるGAP」より引用 http://gap.maff.go.jp/files/starting_gap.pdf

 

農場経営にとって必要なルール作りを行い、実施します。

これらに取り組むことで、現場や経営の状況が把握できるようになります。

 

たとえば、広い果樹園内で従業員が倒れて救急車を呼びたいとき、目印になるものやマップが何もなく、搬送が遅れてしまうということがあり得ます。

そのようなことにならないために、農場のマップを作成し、初めて来た人でも園内の全体の様子が分かるようにすることが大切です。

また、納入した農産物に問題があったとき、作業の記録が残っていなければ原因を突き止めることが困難になります。

そのような事態を避けるために、作業の記録を普段からとっておき、保管しておくことで、トラブルが発生したときにどこが問題であったのかを見つけやすくなります。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

GAPは消費者だけにメリットがある管理ではなく、農場の発展や継続にも効果があります。

取り組むことで従業員はより働きやすく、農場はより管理がしやすくなります。

取り組みを通じて、どのようなルールを作るかなどの話し合いをしていくことで、団結力も深まります。従業員同士のコミュニケーションも取りやすくなり、非常にいい取り組みだと思います。

ぜひ、GAPを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

<参考・引用>

これから始めるGAP|農林水産省
http://gap.maff.go.jp/files/starting_gap.pdf

国際水準GAPの取組拡大に向けた指導の手引き|農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/attach/pdf/170714-9.pdf

 

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ウレタンゲルのやわらかさ・自己粘着性を活かした商品を開発する、株式会社エクシールで働いています。最近では食品工場など製造業に向けた衛生商品を扱うことが多く、「きれいな工場をつくるお手伝い」をさせていただくため奮闘中!ウレタン製の衛生グッズを紹介する衛生管理アドバイザーとして、お役にたてる情報を発信できるよう、頑張ります。好きな食べ物はトーストです。

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